こんばんは、ソムリエすじこです。今日もおすすめのワインをご紹介します。
ワイン情報
Rosso Monticello’2021（ロッソ モンティチェッロ）
生産者 イル・ロッコロ・ディ・モンティチェッリ
生産地 イタリア・ヴェネト州
タイプ 赤
容 量 750ml
価 格 3000〜4000円台
品 種 コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラ、オセレータ
イタリア、ヴェローナの東に位置する小さな町”ラヴァーニョ”でワインを造る若き女性生産者、シルヴィアさんのワイン。
彼女は元々自然が大好きで、大学でも農業を専攻するも内容は資源を浪費する現代農業。自分がやりたい農業ではないことに苦しんでいました。しかし実際に環境破壊をせず自然と調和した農業を行なっている人たちがいることを知り、「もし自分が畑を持つことができたら、彼らのように生物多様性、地域の特色の強化、多様化に取り組んでみたい」と思うようになります。
家族がワイン畑を所有していたこともあり、2015年に大学の修士課程を修了すると同時にワイナリーを立ち上げました。2017年にはワインをリリース。ブドウはもちろん、この土地の土着品種を大切に使用しています。
土地の情報：海抜180ｍに位置する、約1haの石灰質 土壌の区画。平均樹齢10～20年で、南東向きのテラス状になっている畑の比較的若い樹齢の葡萄を使用。9月上旬から中旬にかけて、房の選別 を行いながら手摘みで収穫。除梗と軽いプレスを行い、ステンレスタン クで果皮と接触させながら発酵。冬に澱引きを行い、2022年6月までの間、細かい澱の上で熟成させた後に瓶詰し、瓶内熟成を2～3ヶ月間行ってからリリース。
テイスティングコメント
透き通ったルビー色。
苺やカシスなどのベリーの香りと華やかな薔薇の香り。クローブなどのスパイスとなめし革、黒糖の香り。きめ細かい酸味とシルキーなタンニン。ブドウな甘味と酸味のバランスが良く、生産者のチャーミングな性格が出ているようです。
柔らかい樽の香りが最高。土っぽさもなく、上品。イタリアワインをあまり飲まない方にもおすすめですよ。フランスワイン信者もぜひお手に取ってみてください。
合う料理
料理に合わせるなら豚の角煮や照り焼きチキンなどの醤油の使った甘じょっぱいお料理が合います。（うな重もいいかも…。）パスタなら家庭で作るミートソーススパゲティとか、たまらないですね。
ただこちらのワインは、単品でも味わい深さがあるので、食虫はもちろん食後でもいいかと。チーズやナッツに合わせて飲むのも正解です。
お腹が減ってきました。
本日は以上です。それでは皆さま、よい夜を！
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