熟成させないと損!なワイン。バルバレスコの2014年を飲んでみました。

本日のテイスティング

こんにちは、ソムリエすじこです。今回はソムリエの友達の家にお邪魔したときに飲んだワインのレポです。いつも美味しいワインを持ってきてくれる方なので、セラーに寝かせていたワインを持ち込みました。

本日のワイン情報

Barbaresco Valeirano (ヴァレイラーノ・バルバレスコ) ’14

生産者 La Spinetta(ラ・スピネッタ)
生産地 イタリア・ピエモンテ州
タイプ 赤ワイン
容 量 750ml
価 格 2025年現在で2万〜3万円台
品 種 ネッビオーロ100%

ライオンやサイのエチケットで有名な「ラ・スピネッタ」はピエモンテの方言で、「丘の頂上」を意味します。1977年創業。現当主は2代目です。

ワイン造りの90%は畑での仕事にある」という信念を持ち、ブドウには細心の注意を払っています。化学肥料などの薬品は最小限。収穫するブドウの質を上げるために、まだ色づかない段階でグリーンハーベストを三度も行い、収量を制限しているそう。

今回はラ・スピネッタが所有するバルバレスコの3つのクリュの中でも最も標高が高く、最小の畑であるヴァレイラーノ。土壌は石灰質ですが大きめの石もあるので、水はけもよく栽培に適した土地です。

テイスティングコメント

濃いめのレンガ色。薔薇のような花、革の香りと、ドライフルーツや鰹出汁のような優しい香り。開けたてから程よい熟成香でまろやかな口当たり。穏やかな酸味とシルキーなタンニンの調和が心地よいです。ミネラル感も感じます。余韻は長い。時間が経つごとに華やかさが増していきます。

今でも十分美味しく飲み頃ですが、まだ寝かせても大丈夫そう。お料理と合わせるならこのくらいが個人的には程よいと感じました。

合う料理

贅沢を言えばピエモンテ州名産の白トリュフを使った料理に合わせたいですが(白トリュフたっぷりのタヤリンなど)…。お家で作るなら出汁を効かせた豚の角煮やトマト煮のロールキャベツなんかも合いそうだなあと思います。ワインの角が取れた優しい丸みを帯びた感じが、和食の繊細さとマッチしそうです。

本日は以上です。それではみなさま良い1日を。

コメント

タイトルとURLをコピーしました